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社長挨拶 -MY MESSAGE-

謹んで新年のご挨拶を申し上げます

2015年9月30日

今年は干支(十二支)でいえば6番目の「巳年(へび年)」です。
「巳」は植物に種子ができ始める時期と解釈されていて、へびには金運、財運、子宝成就の神として知られています。
この巳年の2013年を、また気持ちを新たに心機一転、明るく前向きに前進していきたいと思います。

さて、今年の書初めは「己を信じる勇氣」としました。
これは、「根拠のない自信」「勘違いの才能」を持つことです。
過去の自分ではなく、根拠がなくてもいい、勘違いでもいい、未来の自分を信じて、前向きに進んでいこう・・・という意味です。
とても大事なことだと思います。

人 間は自分の将来について、「肯定的な錯覚をしている人」と「否定的な錯覚をしている人」に二分されています。肯定的な錯覚をする人は、「こういうときこ そ、自分が活躍できるチャンスかも」「自分なら成功するかも」「自分ならできるかも」という肯定的な「かも」によって自分をコントロールして、運とツキを つかんでいきます。

否定的な錯覚をする人は、自分のやっていることがうまくいかないことを、他人のせいや環境のせいにして、自分を守ろうとします。
恐ろしいことに他人を責めることで、自分を守っていると、不安や不満などのマイナスの感情に脳が支配され、前向きな努力を怠ってしまうことにもなります。

最近ではイメージや思考という理屈だけでは心をコントロールできない、より深いところにある“感情脳”が人を動かしているという理論が着目されています。
肯定的錯覚を続けるためには、常に前向きに明るく肯定的な「かも」で心を満たして、“感情脳”を「快」の状態にすることが大事なのです。

前アメリカ心理学会会長のセリグマン博士は、毎日、就寝前に、その日にあった「よいこと」を3つ書き出し、これを「1週間続けること」。この簡単な方法での実験結果からも、驚異的な効果を発揮する…と提唱しています。
ただ思ったり感じただけでは、すぐ消えてしまうが、書きとめることによって客観的に起きたことを見つめることができ、心の中にしっかり残り、また振り返ってみて、自分の変化や進歩に気づくことができる。
そしてあらたな悦びと生きる意欲を見出すことができる・・・と言っています。

人生の価値やクオリティは、心のあり方で変わっていくものではないでしょうか。
目に見えるもの、形あるものは有限ですが、人間の内にある心の世界は無限です。
自分を信じる力は目標を達成するためのバネにもなります。

厳しい時代ではありますが、未来の自分を信じて、この一年を明るく前向きに前進していきましょう。

2013年が皆様にとって、健やかなより良い一年となりますよう、心よりご祈念申し上げます。

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