社長挨拶 -MY MESSAGE-
謹んで新年のお慶びを申し上げます
2015年9月30日
今年の書初めは、『命がけで 輝け』としました。
「命がけ」というのは、何事も本気で、全力で向っていくということです。
人も組織も蛻(ぜい)変(へん)(蝶が、青虫からさなぎになり、脱皮して美しい蝶になるように変わる様)し、
人間力を磨いて進化していきましょう。
人間力とは、人格を磨き、教養を磨き、内面からにじみ出るものです。
年齢に関係なく、若くても周囲からの信頼が厚い人、これが人間力です。
自己成長は、人としての役割であり、人としての義務です。
どんなに苦しい状況でも、或いは人の嫌がる仕事にぶつかったとしても、
「困難なことを修行するのも面白い、喜んで勇んでやっていこう」という意気が大事です。
成功することを強い思いでイメージすれば、困難なことが起きても必ず突破できます。
人間は十人十色、1億2千万人の日本人がいても、顔も違うし体付きも、性格も違います。
自分は自分である。そこには自分の誇りがあり、自信がなければいけません。
自分が他人と違うところをよく考えて、自分の道を自分の力で歩んでいきましょう。
命とはどういうものか、大きく分けて二つの考え方があります。
一つは、今後どうなるかは大体決まっている。
人が何歳くらいで死ぬのかも大体決まっているという考え方━これを「宿命」といいます。
宿命の「宿」は止まるという意味です。
それに対して、命は常に変化し続けている。そう考えるのが「運命」です。
運命の「運」は「運ぶ」つまり、動く。
だから、「運命」と「宿命」は、全く反対の言葉なのです。
人の能力や才能は親譲りで遺伝だからしょうがない。 これは「宿命」だという考え方です。
しかし、最近の研究で遺伝子の働きは、心の状態、環境や刺激でオン・オフになり、
変化するということが解ってきました。
遺伝子の情報は一人ひとり違います。
プラス発想をすれば遺伝子が目覚め、マイナスの発想をするとうまくいかないのです。
遺伝子には無限の可能性が秘められています。
個性的な遺伝子をオンにして、自由な発想で、大きな夢や志を持つことが大切なのです。
人生には、困難なこと、苦しいこと、辛いことなど、いろいろあます。
逆境というのは、その人に与えられた尊い試練です。
この試練にもまれながら、不屈の精神で生き抜いてきた偉大な成功者は数多くいます。
しかし、逆境でなければ人間は成長しないと思い込むのは良くないと思います。
逆境は尊い、しかし、順境も尊いのです。
どちらであれ、その与えられた境遇に素直に、謙虚な心で生きることが肝心です。
素直さを失うと、逆境は卑屈を生み、順境はうぬぼれを生んでしまいます。
逆境も、順境も、そのときの自分に与えられた一つの運命。
素直に受け入れて、生きることがとても大切だと思います。
素直な心と、謙虚さを持ち、すべてに対し学ぶ心があれば、
人は、強く、正しく、聡明になります。
チャレンジすることに喜びを感じる一年にしていきましょう。
自分には自分に与えられた道があります。
自分の道、自分だけの道は、これから先どのような姿を見せてくれるのでしょうか。
やれば出来る。必ず出来る。 やる気があれば必ず出来る。
あきらめるな、何があってもあきらめるな。
出来ると信じ、永遠に自分は進歩したい。
命がけで輝きたい。ずーっとずっと輝いていたい。
今年もまた、大きな夢と高い志を持って、果敢に挑戦して輝いていきましょう。