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社長挨拶 -MY MESSAGE-

一流の人を目指す!

2015年9月30日

今年4月の弊社全体ミーティングにおいて、
24年間ANA国内線、国際線のチーフパーサーとして、また、その内の15年間は、
天皇皇后両陛下、英国元首相マーガレット・サッチャーを始めとする、
各国の国家元首のVIP特別機の担当として活躍された里岡美津奈さんに、
「クオリティの高い接客・接遇・一流」について、ご講演いただきました。
熱意あふれるご講演に、大いに刺激を受けましたので、
里岡さんの著書の内容も含めまして、ご紹介させていただきます。

里岡さんは、「一流になれる人、なれない人の見分け方」という著書の中で、
一流と二流の人との違いと共通点について次のように指摘しています。

「一流の人の共通点」
①謙虚で腰が低い。
②相手によって態度を変えない。
③明るく、ユーモアに富み、人を楽しませ、場を和ませることに長けている。
④臨機応変で柔軟な姿勢。
⑤人の話をよく聞く事ができる。
⑥立ち居振る舞いが美しい。
⑦イキイキと働き、仕事を楽しんでいる。
⑧自分のスタイルを持っている。
⑨人望がある

「二流、三流で終わる人にも、共通点がある」
①自分の地位や立場を笠に着て、いばる。
②機嫌の波が激しい。
③頭が固い。物事を単一的に処理しようとする。
④人の話を聞かない。
⑤マナーやエチケットを無視し、傍若無人で品がない。
⑥仕事は金を稼ぐ手段だと思っている。
⑦ものの価値を金銭的に判断する。
⑧人望がないが、そのことに気づいていない。
⑨趣味や遊びではめを外す。


一流の人はメンタルを整える習慣を必ず持っていて、共通しているのは切り替えの巧みさ。
一流の人は、聞き流さずにメモをとる メモ魔である。
気がついたことや、人の話を聞いていても、これはと思うことを書きとめておく習慣があり、
好奇心が旺盛で、人の話を注意深く聞いていて、常に勉強しよう、活かそうという姿勢がある。

一流になれる人は、自分の意思を上手に伝えることのできる人。
そうなるには、自分の意思をはっきり持つことが大事。
ちょっとしたことにも自分の意思を持つこと。
これを三ヶ月心がけて生活すれば、かなり決断できる人になれるそうです。
さらに、一流の人は、仕事に対してとても熱く、
その仕事をするのが楽しいと思ってやっている。
一流の人は、今とは別の仕事をしていたとしても、やっぱり情熱的に仕事に取り組んで、
そこでも抜きん出た存在となり一流になっているはず。
何事もいやいややって大成した人はいません。

そして、里岡さんは、一流を目指す若い人たちに、
「小我」ではなく、「大我」で生きてください━と締めくくっています。
小我とは読んで字のごとく、小さい我、小さい自分だけの利己的にとらわれた狭い我。
大我とは大きい我、狭い見解や、我執を離れた自由自在で大きな心を持つことです。

「一位」や「一流」を目指すことは本当に大切です。
たとえば、日本で一番高い山と言えば、誰もが「富士山」と答えるでしょう。
では、二番目に高い山は、と聞かれたら、どうでしょうか?

オリンピックでメダルを取れても、金と銀では全然違います。
結果がほんの僅かな差でも、一番と二番では、そのステージが違ってしまいます。
だからオリンピック選手は一番を目指すし、オリンピックに限らず、スポーツをする人は、
勝つために、勝ちつづけるために努力するわけです。

その精神は、仕事をするうえでも大切だと私は考えます。
楽しく仕事ができたらいい、それはその通りです。
では、どうすれば、楽しく仕事ができるのか。
同僚や上司と仲良くやっていければよいと考えるかも知れませんが、
仕事が出来ない人とは誰も仲良くしてくれないのが会社です。

夢に向かって目標を設定し、その目標を一つずつクリアしていくことによって、
自信がつき、仕事は必ず、面白くなってきます。
そして、会社は楽しい場所になります。
大切なことは、笑顔で、明るく、前向きに努力することです。
それが、自分の人生を花開かせるコツである━と私は確信しています。

一流の人間になることを目指して、努力していきましょう。

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